東大前で愛された、あの味
かつて東大前で多くの人に愛されたカレー専門店「フランスカレー」。みなこさんの渡仏に伴いお店は閉店。あの味を惜しむ声は絶えませんでした。
仏五つ星ホテルの秘伝のレシピを受け継ぎ、店主のみなこが日本で独自に仕上げた一皿。ふんだんに使った野菜と果物から出るうまみ、その奥からかおる上品なスパイスの香り。スパイスカレーでもなく、欧風カレーでもない、独自の存在です。
今日の一皿は、未来のあなたへ
私たちの体をつくるたんぱく質は、少しずつ入れ替わっていきます。その半分が入れ替わるまでにはおよそ半年。今日食べた一皿は、これから半年ほどの間、あなたの体の一部として残っていくかもしれません。毎日の食事は、未来の自分へと受け継がれていくもの。そんな思いも込めて、このカレーをお届けしています。
フランスカレーの特徴
パリの五つ星ホテル「ル・ムーリス」のスーシェフから受け継がれたレシピをもとにした、辛くないチキンカレーです。一般的なカレーとは異なり、ルゥを使わず野菜や果物を丁寧に煮込むことで味わいをつくります。食材そのものから生まれるやさしい濃度、果物の甘みと酸味が自然に重なり合います。
鶏肉はたんぱく質が豊富で脂質が少なく、鶏皮を使わないため重たくなりすぎない仕上がり。野菜・果物・鶏肉・ごはん、それぞれの食材が役割を持ちながら、一皿の中で静かに重なり合っています。
副菜も含めて一つの料理
付け合わせの根菜にかかるセロリドレッシングは、ルゥを作る際に出るセロリの葉を活かしたもの。レシピは、マドロームの焼き菓子も担当する料理研究家・まりこさんが手がけています。食材に感謝し、余すことなくいただく。その思いも、この一皿には込められています。
ヴィンテージングの一皿として
食事は体だけでなく、記憶にも残ります。今日の一皿も、未来のどこかでふと思い出す味になるかもしれません。レシピが受け継がれ、食事の時間が重なっていく。その一皿は体の一部となり、記憶にも刻まれていきます。
このフランスカレーを食べていただく時間そのものが、まさに「ヴィンテージング」のひとつです。